ぜにやの垂れ幕

事務所が入るビル前の道沿いの街路樹は、銀杏です。

ちょっとまだ緑色が残っているものもあるけれど、木々が黄色に染まって、

心に余裕がある人にはとってもきれいに見えるはず・・

歩道沿いのお店屋さんの奥さんが、黙々と掃き掃除をしておられ、大変そうです。

 

この区画の南端に、岐阜では鰹節などの乾物で有名な、ぜにやというお店のビルが建っています。

私はしばしば、事務所のおつかいでその前の交差点の横断歩道を渡るんですが、

赤信号で信号待ちをしていると、1週間前、いつもと違う垂れ幕が下がったことに気が付きました。

時季ものです。「今年もお歳暮は ぜにやから・・」みたいな垂れ幕が、交差点に向かって、建物ビルの壁面に、一番上からアーケードの屋根まで、縦いっぱいいっぱいに垂れ下がっているのです。

それを何気に見ていたら、不思議で不思議でたまらなくなりました。信号が青になったことも忘れて見入ってしまう日もあります。

幕を屋上から降ろすにも、屋上フェンスがピッチリすき間なく設えてありますので、どこから降ろしたのかなぁと思うのと、

風が吹くとビローンと布が煽られて危ないことになるので(だと思うけれど)、

途中4階と2階くらいに、建物に、タオル掛けのような金属があって、その2ヶ所を幕は通されているし、

どーしても、どーやって垂れさせて、途中のタオル掛けを通したのか、経過が不思議でたまりません。

垂れ幕があるうちに、今度、お店の人に聞いてみようかなぁ・・へんな人と思われたりして。